寒さを実感するこれからの季節、「風邪などの感染症にかかりやすい」「だるい、息切れする」「まぶたがピクピクする、目がかすむ」
「肌がかさつく」「足がむくみやすい」「口内炎ができた」などという人は食事に注意が必要です。
総カロリーは足りているのに必要な栄養素が不足する新型栄養失調かもしれません。
新型栄養失調とは、生きるために必要なカロリーは足りているものの、特定の栄養素が不足している、あるいは特定の栄養素が過剰になってしまった状態を言います。特に、ある特定の栄養素が不足している状態は、日本人の大半が当てはまるかもしれません。
冬は新型栄養失調リスクに拍車をかけると言われています。体温を維持するため基礎代謝が夏より10%程度増えるため、カロリー・栄養不足になりがちだからです。”冬は動かないから食事は控えめに”は落とし穴です。
特に気を付けたいのは40歳以上の中高年で、多くの科学データが40歳から70歳の間に食事量は約25%減ることを示しています。本人は『昔と同じように食べている』と思っていても実は食事に偏りが生じやすくなります。必要な栄養素は取っていないことが多いのです。
新型栄養失調を避けるためには「主食であるご飯やパンを除いて、毎日欠かさず肉、卵類、牛乳、油脂類、魚介類、大豆製品、緑黄色野菜、イモ類、果物、海藻類の10食品群を食べること」が大事です。”それは食べ過ぎではないか”と思うかもしれませんが、40代を過ぎれば食べる量は減るため、バラエティーに富んだ食材を毎日摂ると、自然と食事の質が高まります。
これからの寒い季節はお鍋に食材を豊富に使うと栄養も取れて良いと思います。(食事の支度も簡単♪)